ランサーズやクラウドワークスを使ったクリエイターの外注リソース確保

ディレクターの業務として最も大きな役割が「進捗管理」ですよね。クライアントと約束した納期を実現するためにデザイナーやプログラマーなどのクリエイターを確保し、業務内容を管理し、スケジュール通りに進捗が進むように管理することですが、「スケジュール通りに業務を進める」上で重要な要素の一つとなるのが人材確保ですね。
お客様の希望を叶えるために社内リソースだけで事足りれば良いのですが、それが叶う事ばかりではありませんよね。複数の案件を同時に進める制作現場においては理想の人数、そしてスキルを持った人材を確保できることばかりではありません。
「うわー人がいないよ!」と頭を抱えているディレクターも多いのではないでしょうか。
そんな時に頼りになるのがランサーズやクラウドワークスなどを活用して、フリーランスのクリエイターを確保するという方法です。こちらのページではランサーズやクラウドワークなどの仕事依頼サイトを活用することのメリットや、代表的な仕事依頼サイトであるランサーズやクラウドワークスとは何か?について解説をしていきたいと思います。
私も独立してサイト運営をしているため本当に困ったときの「ランサーズ様」として大変重宝させていただいております。リソース確保に頭を抱えているディレクター必見です。
ランサーズやクラウドワークスを使って外注のリソースではどんな業務を任せられる?
最近ではCMでも盛んに宣伝をしていますよね。他の職種と比較しても、PC/スマホがあればどこでも仕事ができることから特にクリエイターという職種においてはフリーランスが多いという印象ですね。
外注でリソースを確保するということはフリーランスのクリエイターと業務契約やNDA秘密保持誓約書を結び、業務を委託するということですがサイト制作現場においてはどのような専門性を持つ外注リソースが必要となるでしょうか?
プログラマー・・・現行システムの改修やオリジナルのソース開発、システム開発、ワードプレスの構築など。スキルによって頼める仕事のバリエーションが全然違うため、経験の少ないディレクターでは選別が難しいのが難点かもしれません
。どうしてもプログラマーの確保が必要な場合は社内のそれなりのスキルを持つプログラマーに業務を委託するうえで必要なスキルの洗い出しをお願いした上で、候補となる外注にもスキルシートなどを提出してもらうなどして正しいマッチングを行わないと痛い目に遭います。最もコストが高い職種だからこそ、使い方によっては大きなプラスにもマイナスにもなる可能性があります。
コーダー・・・フロントエンドエンジニアと呼ばれる人たちですね。html、CSS、JSなどをお任せできる職種の方たちですね。
社内にプログラマーがいればコーダーをいちいち外注で確保する必要はないと考えがちですが、例えばプログラマーにプログラミングに集中してもらうためコーディング作業は外注に出すことで「業務分担」をさせるために活用するという手もありますよね。
デザイナー・・・フリーランスとして登録されている職種の中で最も多い職種の方たちかもしれません。プログラマーやコーダーよりもはるかに人数が多く、リソースを確保できる方たちです。ただし外注として活用するうえで注意も必要です。
デザイナーには紙が得意な方たちが多いのも現実。こうした方たちはWebに弱い可能性もありますね。Webと紙ではデザインが違いますから、デザイナーを外注するのであればポートフォリオを確認することはもちろんですが、Webに対する理解がどこまであるのかきちんと把握するようにしましょう。
ライター・・・ここ数年でWebライターなる人たちが増えてきましたね。デザイナーと同様非常に登録者数が多い職種ですね。本来であればクライアント自身にコンテンツを書いてもらうのが本流ですが、なかなか文章が書くのが苦手という方も多いのが現実ですよね。そうした場合は取材や資料に目を通して原稿を書いてくれるというわけですね。一文字5円といった単価で仕事を発注することができます。
ライターを選ぶ際はその方の得意分野をきちんと把握した上でこちらの依頼内容と先方の得意分野でミスマッチが起こらないようにすることが効果の出るコンテンツにするための秘訣です。
ディレクター・・・そもそも企画、顧客対応、進捗管理までディレクター業務を一括して任せられるような人たちも数多くいらっしゃいます。例えばご自身がWebプロデューサーで多くの案件を管理している場合、ディレクターの頭数が足りないといったケースではこうした上級職を外部リソースに頼るのもありかもしれませんね。
動画クリエイター・・・動画クリエイターに限った話ではありませんが、社内ではこれまで経験のない業務も、それについての専門性を持つ方がいらっしゃるのがフリーランスの良いところ。お客様の希望を叶えるためにやりたいことを妥協しなくても、外部リソースの方の力を借りれば実現できることも多々あります。
その他もろもろ・・・例えばデータ入力だけしてほしい、〇〇に関して調べものをしてデータにまとめてほしいなどWebディレクターが抱える細々した業務を任せられるような方たちもいらっしゃいます。これも業務分担ですが、ディレクターがディレクターたる仕事をができるように一部の仕事を外部に出すということも上手に外部リソースを活用するコツですね。
外注のリソースを確保するメリットは?
業務をそのまま委託したり、業務分担で一部業務を委託したりと使い方が様々で非常に便利な外注さんですが、そもそも外注のリソースを確保するメリットは何なのでしょうか?
①社内リソースの手を空けることができる
最も大きなメリットですね。社内には社内リソースだけで行わなければいけないモノ、社内リソースじゃないと行えないモノがありますよね。こうした業務は外注には頼めませんから、どうしても社内リソースに業務が集中してしまいます。こうした業務の交通渋滞を避けるためにも外部の方の力を借りるということは業務を進める上で大変有意義ですね。
②人を育てる手間が不要
ランサーズやクラウドワークスにはフリーランスとして、それぞれ専門性を持ち、実力がある方が多く登録されています。「できる人に頼む」というのが外注を使うときの考え方ですから、わざわざ仕事を教えてあげるといった手間がいらないのも助かります。
③コストの削減
社内で人材をまかなおうとすれば社員として人材を用意しなくてはなりませんよね。当然給与+保険などの固定費がかかります。また新しく採用する必要があれば求人コストも掛かります。当然採用までの時間も掛かってしまいますね。納期に間に合わせるということを考えれば求人を出して、採用して、育てるといった手間をかけていられない事の方が多いでしょう。外注リソースはこうした時間や経費といったコストを削減してくれる大きな味方です。
それでは次に外注リソースを確保するための仕事依頼サイト、中でも代表的なクラウドワークス、ランサーズについてそれぞれの特徴を説明していきたいと思います。
クラウドワークスとは
仕事依頼サイトであるクラウドワークスは仕事の発注、契約、納品、報酬の支払いまですべてオンラインで完結できるのが特徴です。そのため、時間や場所にとらわれることなく仕事をすることができます。様々な方が登録していてサラリーマンが副業として利用したり、クラウドワークスの報酬だけで生計を立てたりと用途は様々です。
登録は無料で、実際に仕事が開始されるまでは費用が発生しません。扱う仕事はWeb開発やアプリ開発、ホームページ作成、ロゴ作成、ライティング、データ入力など多岐にわたり、専門的なスキルがなくてもできる仕事も多数存在します。仕事を発注しているのは、個人事業主から大企業、さらには政府など幅広いのが特徴です。
実際に登録しているユーザーは300万人以上とされており、実績十分のプロフェッショナルも数多くいらっしゃいます。そのため発注側は当然のことながら質の高い仕事を行ってもらうことが可能です。
ランサーズとは
最短で即日の受発注ができます。また、最初から最後まで依頼者と受注者が顔を合わせずに行われる案件も少なくありません。
ランサーズの利用は、発注者側にとってはフリーランスや個人事業主に直接仕事を依頼できるため、他の企業に外注する場合よりもコストを下げることができます。それでいて、受注者の中には高いレベルのスキルを持っている人もいるため、質の高い仕事を行ってもらうことも可能です。
依頼できる内容としてはWeb制作やデザイン、ライティング、システム開発、通訳、営業、マーケティング、広報、さらにはタスクと呼ばれる簡単な作業まで幅広く扱っています。
その他にも活用できる仕事依頼サイト
核家族化、ワークライフバランス、さらにはコロナ拡大など世の中に情勢によってフリーランスという働きかたが見直され、市民権を得つつあります。当然ランサーズやクラウドワークといった代表的なサイト以外にもそれぞれの個性をもった仕事依頼サイトが存在します。
是非何を外注に出したいのか?など目的に応じて、合うものを選んでくださいね。