中小企業がWebサイトを持つ目的とは?

中小企業がWebサイトを持つ目的とは?

私たちがWebディレクターとして企業のサイト制作案件に携わる理由はウェブサイトを制作するためですが、一体企業はなぜWebサイトを持つのでしょうか?必要とするのでしょうか?

・みんなが持っているから、自社も持たないと格好がつかないから
(この時代にサイトを持っていない企業はごく少数だと思いますが・・・)
・以前の制作から時間が経っており、時代遅れでダサいため今時のサイトにしたい

少なからずこんな気持ちはあっても、こんなことが主な目的ではないことはわかりますよね。どれだけ安くても十数万円~高機能なプログラムを実装するとなると数百万円まで、決して安くはないコストをかけて依頼するわけですからwebディレクターがクライアントの目的を正しく理解しなくては決してクライアントと二人三脚にはなれませんし、制作が間違った方向へと進んでしまいかねません。私はこれまで400以上の企業のサイト制作に携わってきましたが、そのほとんどが中小企業と呼ばれる企業でした。そうした企業がなぜウェブサイトを私たちにご依頼くださるのか、その目的について解説します。

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中小企業がウェブサイトを持つ目的は集客を増やすために他ならない!

もう、これは結論です。

それ以外の答えはありませんので、今回のお話しは結論からサクッとお伝えします。

中小企業がウェブサイトを持つ目的、それは「集客を増やすため」です。

一人でも多くのターゲットとなるユーザーに見ていただき、興味を持っていただき、ご相談・ご依頼をいただき、売上を伸ばす、そのための手段に他なりません。

通常のWebサイトだけではなくLP(広告用ランディングページ)も同様です。

もはや説明するまでもありませんね。集客目的で制作します。

ただ一部例外もあり、IR(インベスターリレーションズ=投資家向けの情報提供)サイトやリクルートサイトなどは毛色が少し違いますね。

しかし一般のサイト制作会社のディレクターがIRサイトに携わることは本当に稀でしょうし、制作案件の95%以上は「集客・売上を増やす」といったことが目的だと理解して間違いありません。(私自身はまさにそうでした。)

そうです、私たちはクライアントの集客アップ・売上アップに貢献するためにサイト制作をしているんだということを忘れてはいけないのです!

クライアントとのコミュニケーションの中心は「集客・売上」

ですから、企画や仕様、コンテンツ制作など何かにつけて話の中心は「どうやったら集客が増えるのか?売上が上がるのか?」ということになるわけです。

例えば、、、

・コンテンツの企画も、
・SEO施策も、
・EFO(エントリーフォームオプティマイゼーション=入力フォーム最適化)も、
・ユーザーの囲い込みやリピートを増やすための会員システムやキャンペーン施策も、
・広告出稿媒体の選定も、

すべての落としどころは「どうやったら集客が増えるのか?売上が上がるのか?」なんですね。

そこをはき違えると、クライアントとのコミュニケーションがうまくいきませんし、自分勝手なディレクターだと思われてしまいますから絶対に意識しておくようにしましょう。

クライアントから信頼されるディレクターの思考(素質)もご覧ください

企業が存続するためには、利益の確保が最重要です。

そのための営業活動・広報活動などは企業の最優先課題と言えるでしょう。

十数年前や数年前までは折り込みチラシや雑誌広告、野立て看板が最大の集客手法として通用した業界や時代もありました。

(テレビCMは中小企業が手が出ませんから横に置いておきます)

でも今の時代、それだけで生き残っていけるでしょうか?

やはりインターネットという武器を活用しなければ、他企業との競争に勝てない時代になっているのではないでしょうか。

当然、中小企業もそれはわかっています。

毎日、毎日競合としのぎを削り合っている戦場にいるわけですから。

そういう意味ではインターネットの活用は現代の企業において最優先課題と言えるでしょう。

そういう中にあって私たちディレクターは、

企業の売上に貢献する、そしてその手段であるWebサイト制作のリーダーとしてクライアントと関わっていくという意識や立場を理解することを忘れないようにしましょう!