httpとhttpsの違いとは

WebサイトのURL(アドレス)を見てみると
http://www.〇〇〇.com/このように表記されていますよね。
(最近では多くのサイトがhttps化され、httpのサイトは見かけなくなってしまいました)
どのURLにも必ず最初にあるhttpですが、これはHyper Text Transfer Protocol=通信プロトコル(通信規約)の事を指しています。
あまりに当たり前についているためそれが何を意味するのか?通信プロトコルとは何かなんて考えたこともないというWebディレクターの方も多いのではないでしょうか。
こちらのページではそもそもhttpとは何か?また最近では当たり前になってきたhttpsとの違うをわかりやすくまとめました。ご参考になさってください。
通信プロトコルとは
Webサイトを閲覧するにはパソコンやスマホやタブレットなどの情報端末が必要ですが、パソコンと言ってもWindowsもあればMacもありますし、スマホにもiOSもあればAndroidもありますよね。
私達が持っている情報端末は、必ずしも周りと同じものというわけではありません。
このようにWebサイトを閲覧する環境は個人で違いますが、「Webサイトを閲覧する時のルールは統一しましょう」とできたものがhttp、すなわち『通信プロトコル=通信するためのルール』なのです。
このルールがあることによってブラウザを使えばいつでも、どんな端末でもURLにアクセスすればWebサイトを閲覧することができるわけですね。
これがインターネットを使ってWebサイトにアクセスできる仕組みなのです。
httpのセキュリティの弱さを改善するhttps
Webサイトによっては、httpではなくhttpsと『s』が付いている場合も多くあります。
httpsはHyper Text Transfer Protocol Secureの頭文字を取ったもので、httpに暗号化を施してセキュリティを強くしたものです。(サイトをSSL化することで、httpsとなります。)
以前はクレジットカード番号を入力するようなWebサイトを中心に普及していましたが、どんなに小さい個人情報でも守ろうという時代になり、Googleの評価も上がる事からSEO対策として個人・企業問わず多くのWebサイトに普及しています。
httpとhttpsの違いは?
httpとhttpsの違いはサイトがSSL化されているか、どうかということだけです。
例えSSL化されていないhttpサイトであっても、アクセスすれば通常通りサイトを閲覧することが可能です。
ではhttpsにする必要なんてないんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません。
それは、googleがhttpsを優先的にインデックスすることや、httpsサイトをhttpサイトより高く評価することをすでに2014年と2015年のウェブマスター向けセントラルブログで発表しているからです。
以下は2014年、2015年にgoogleより発表されたHTTPSがSEOに影響する旨に関するウェブマスター向け公式ブログの記事です。
2014年8月7日 HTTPSをランキングシグナルに使用します>>
2015年12月18日 HTTPSページが優先的にインデックスに登録されるようになります>>
そういった意味ではSEOを考慮した、サイト制作をするのであれば必然と言える対処と言えますよね。